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クラッチオーバーホール!ペダルが変なんです!?【三菱キャンタートラック編】 東大阪 《車の車検・トラックの修理》

とある日の


始業前の朝に メールチェックをすると  


「ブログを 見ました! 

 クラッチベダルの踏み加減が なんかおかしい! ので修理してくれませんか?」



みたいな感じで 問い合わせが有り


それなりの 返信をするやいなや


が リリリリーーーン と鳴り


「今から 行きますので よろしく!」 みたいな感じで (笑)



入庫しました キャンタートラックです  

キャンタートラック


お客さんに詳しく話を聞いてみますと  


「とにかく、クラッチベダルを踏むのが硬く、半分くらいしか踏めないために 

 クラッチが切れないんで シフト操作が・・・

 と思いきや 時にはペダルを いっぱい踏めた時には ペダルが戻らなくて・・・・

 変な音もしまして・・・・」



と 奇妙な現象が あるようです


キャンタートラック

とにもかくにも


ミッションを降ろして クラッチを 「バラし」 してみないと


原因が分かりませんので


早速、リフトアップして作業の開始です。  


キャンタートラック

クラッチを おもむろに 眺めます  

キャンタートラック

クラッチの 磨耗状態を知るには


レリーズシリンダーとフォークから 情報を読み取ります  


フォークブーツは 破れていますが 「使い込んでるな~」 くらいしか分かりません



注目すべきは 「フォーク」 です


このフォークをみて 「クラッチディスクが 減ってる、減っていない」 


だいたいの 判断ができます

キャンタートラック

ミッションを降ろすのに


プロペラシャフトから やっていきます 


キャンタートラック

連結のボルト、ナットを取っていき


ペラシャフトを降ろします


キャンタートラック

ペラシャフトを取れば


サイドブレーキのドラムが 顔を出します  


キャンタートラック

乗用車は リヤブレーキにワイヤーを引き込み


リヤブレーキとサイドブレーキが同じ仕組みの中で


兼用で使われておりますが


トラックの場合 

ミッションの尻に 独立してサイドブレーキを組み付けております

キャンタートラック

乗用車もトラックも ワイヤーを引っ張ることで


ライニングシューを作動させていることは 同じです

キャンタートラック

ミッションに連結されている


エキパイブラケット や シフトコントロールロッド


スピードセンサー や バックセンサーの 配線類 などなど


こちょこちょネジネジ していきまして


ある程度 取り外せられたら


ミッションジャッキをセットして 降ろす準備をしてやります


キャンタートラック

ミッションジャッキが セット出来たら


マウントをとり ハウジングのボルトを取ります


後は ジャキを 「絶妙?」 に操作して


ミッションを抜きに掛かります


エンジンとミッションとの 隙間が出来てきましたが


この隙間を開ける 所までは 


ミッションが デカく なればなるほど


ノックピンが邪魔して 抜けにくくなり 「腕力」「体力」 がいり
 


「ある程度のコツ?」 を 必要します


キャンタートラック


前後左右のバランスを 確認しながら


キャンタートラック

慎重かつ大胆に 作業をしていきます

キャンタートラック

サイドメンバーに ミッションの「ケツ」 が引っかからない様に


出来るだけ「ケツ」を下げて


メンドラシャフトが クラッチカバーを抜け切れるまで


引っこ抜きまして

キャンタートラック

キャンタートラック

取り外しに成功です!

キャンタートラック

ミッションを外した クラッチの様子です

キャンタートラック

クラッチディスクの粉で ホコリまみれです

キャンタートラック

クラッチカバーと ディスクを外しますと


フライホイルが 出てきます


キャンタートラック

ほんでもって フライホイルも外します

キャンタートラック

外したクラッチ部品達です


キャンタートラック

フライホイルは 円周上に 擦れた跡があり


キャンタートラック

このまま使用すれば クラッチディスクの 磨耗を早めたり


「シャクリ」 が発生するなど


フィーリングに影響しますので


後で 研磨加工してやります

キャンタートラック

クラッチカバーも 同じく


こんな 感じで やられております

キャンタートラック

ディスクも同じくです

キャンタートラック

ミッションのハウジングを 見ます

キャンタートラック

スラストベアリングを 取り外そうと したら


「ガタガタ やぁ~ん!!」



キャンタートラック

ベアリングを 抜きまして

キャンタートラック

フォークも外し


ベアリングが 入るリテーナ 通称「天狗の鼻」を見ると


恐ろしいくらい  「変磨耗?」 「偏磨耗?」 しております 


キャンタートラック

とにかく


ハウジング内の汚れを きれいに スチーム洗浄して


キャンタートラック

さっぱりします

キャンタートラック

「天狗の鼻」を取りまして

キャンタートラック

メンドラベアリングの 「ガタ」を 確認しておきます


少し 「あそび」 がある様に 感じられましたが 許容範囲だと判断しまして


このまま 使用することにします


しかし、

次回クラッチ等の 修理をする際には 交換も視野にいれた方がよさそうです。

キャンタートラック

これが 「天狗の鼻」


本来は まっすぐなパイプ状の物で


そのパイプ部分に スラストベアリングが入り


スラッチペダルを踏むたびに ベアリングがスライドしていき


クラッチが 切れたり 繋がったり という役目をします


どうも このパイプ部分が 「めちゃくちゃ」 削れているために


スラストベアリングが途中で引っかかり


ペダルの踏み加減が 「変なんです!」 を引き起こしているようです 


これが 「犯人逮捕の瞬間」 です

キャンタートラック



キャンタートラック

キャンタートラック

左が 逝かれた スラストベアリング   右が新品です

キャンタートラック

ベアリングの内側の摺動部分は グリス切れを起こしていて


直接、金属と金属が接触していた為


「天狗の鼻」 同等 削れてガタガタです

キャンタートラック

フォークの爪も 減っているので 交換しておきます


キャンタートラック

クラッチカバーです

キャンタートラック

スラストベアリングが 当たる部分が 使い込まれて かなり減っています


走行距離の少ない車でも


走行中、クラッチペダルに 「軽く足載せ」 運転している方は


こんな感じになり クラッチに悪影響を与えます


キャンタートラック



キャンタートラック

リテーナを取り付け フォークを組んでやり

キャンタートラック


メンドラシャフトの クラッチディスクが入る


「ギザギザ」した スプライン部に たっぷりと 


「耐熱」 「耐摩耗性」 に優れた グリスを塗りこんでやります


これが不十分であったりすると 「クラッチの切れ不良」を お越しがちになります


キャンタートラック

このトラックは 一旦 ミッションを付けてしまえば 


外部から グリスアップのメンテが出来ない構造ですので


しっかりと ベアリングの内側にも 充填してやる必要があります

キャンタートラック

そして ベアリングにスプリングを掛けて


セットしてやります


キャンタートラック

研磨して 面の歪みをとった フライホイルです


表面にクロスハッチ加工をしているので


「初期なじみ」 や 「食いつき」 も よさそうです


キャンタートラック

フライホイルを エンジン側に 取付けて

キャンタートラック

クラッチカバーとディスクを 「センターだし」 して取り付けます


このセッティングを しっかりやらないと


いざミッションを乗せる段階で


「なかなか 入れへぇ~ん」 「全く 入れへぇ~ん」(泣) になります



とは 分かって言うものの うまくいかない事は よく有りますが (笑)

キャンタートラック

そんでもって ミッションを 「スッ コ~ン!」 と入れて


「こちょこちょ」で 付けていきます

キャンタートラック

ミッションの取り付けが 終わりますと


エンジンを掛けて 


「クラッチの切れ具合」 「スベリ や シャクリ」 「変速の状態」 等々の


フィーリングをみて 異常が無いようなので  


キャンタートラック

「クラッチペダルの なんか変?」 修理は 終了です  

キャンタートラック

納車となり


お客さんに たいへん喜んでいただけました  

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思いますに


修理の中でも


「動かない」  「動きが渋い」 などの


物理的要素が絡む 修理は


多くの場合 「バラす」 事によって 


原因追求が出来て ほぼ正常な機能回復が 見込める修理です


と言うのも


「バラし」 をした状態で 不良箇所や 不良部品と思われる物の



「動き」を確認して 「再現する」 事が出来るからです 



しかし


「音」 や 「感覚的現象」 に関する修理の場合は



「バラし」 の前に その症状を体感してから 



「目測?」をたてて 挑むのですが



いざ、「バラし」 してみると



「それらしい?」 「これかも?」 に留まる事が ほとんどです



そういった不具合の場合は たいてい 経年変化が ともなっているので



「これかも?」に似た所が 幾つか存在していて



推測の域を出ない 「勘」 や 「経験」 による修理になってしまうのが正直なところです



一旦 「バラし」をしてしまうと



「動き」 によって表面化する現象が 「再現できない」 からです



これは ワタクシ達の 永遠のテーマでもあります。



今回のように 「勘」 や 「経験」 だけに頼らない修理ばっかりだと いいのですが・・・



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