こんな時だからこそブレーキ修理?【セドリック&マリノ】 東大阪 《車の車検・トラックの修理》
2017-04-24 (月) 09:30
以前は 「何処へ持ち込んでも 断られた」 など
一癖も 二癖もある? 修理入庫が 多かったが
昨年末あたりから 少々 風向きが 変わってきたのか?
「車検を お願いしたいんで!」
ウチの工場としては 聞き慣れない? 依頼が多くなってきたと
たいへん有り難く 思っているところだが
ヘビーな修理依頼も 依然として多いのである
そんな中
一台のマシーンが 「車検の依頼」 で やってきました

平成の初頭に 生まれた 日産 セドリック (Y32)であります
飽きがこない クラシカル ボディは
25年以上経った 今でも それほど古さを 感じませんね
このセドリック ウチでは 初めての 「車検受け」
お客さんが 要望する整備メニューは
まずは エンジンオイルや 冷却水の入替え など
基本中の基本である 「油脂関係の交換を!」
それと この機会に 「ブレーキも フルで やってね!」
以前のブログに 掲載されてたのと 「同じように!」

それでは やってみましょうか
油脂交換は サクサク と済ませて
ブレーキに 作業を 移します

まずは フロント側のキャリパーを 取り外して

お次は リヤのキャリパーです

四半世紀も 経過しているが
お車の保存状態が 良かったのでしょうか
幸い スライドピンには 酷いサビも 見受けられない

パーキングに使用する ライニングも
これまた状態が良く マダマダ使用出来そうです
足踏みタイプの パーキングブレーキは
ついつい解除を忘れて 走行をしてしまうので
オイラみたいな ズボラな方は 注意が必要です(笑)

そして 最後は ブレーキマスターを取り外し
こちらも オーバーホールを 行います

ブレーキは ペダルを踏むたびに
複数ある装置が 油圧の伝達作用を起こし
結果として 「止まる」 に繋がります
ブレーキに 不満・不安 を感じる場合や
長年使用したお車に 乗る場合の
ブレーキメンテは トータルで リフレッシュさせるのが 一番だと思います

リフレッシュさせた ブレーキマスター

組み付けを 済ませば
ブレーキマスターは 完成です

それでは
ブレーキキャリパーを やっつけましょうか
長年に渡り 使用されてた ピストンを さっそく抜いてみる
酷い状態では 無いものの
サビによる侵食の手が スグソコまで 忍び寄ってきている

分解した キャリパーを 入念に洗浄後
見た目を意識して? お化粧を 施しやり
このあと シールを 組み付けていきます

ピストンは 腐食による虫食いなどは 見受けられなかったので
今回は 再使用して 組み付けます

シールキットを 組み付けて
ピストンの 動きを確認すれば 出来上がりです

オーバーホールを済ませた キャリパー
それに 新品のローターや ブレーキバッド
おまけに ホースまで 準備して

それでは フロント側から です

お次は リヤ側です

無事に 組み付けが終了
リフレッシュさせた ブレーキを
マジマジと 眺めてみると
実に 気持ちが エエもんだす

最後に ブレーキの オイルラインに
マシーンを使って 圧送でエア抜きを しますが
通常の方法では
エアが 残ってしまうので 注意が必要です

完成した ブレーキに

タイヤを 取り付ければ
せっかく キレイに化粧を施した キャリパーが
ホイール表面の ピンポン球 ほどの穴から
僅かに 見えるだけ (笑)

更に ホイールキャッブを 被せれば
まったく 見えね~ (笑)

お次の 車両は
トヨタ スプリンターマリノ (AE101)
レビン・トレノにも 搭載された 5バルブエンジンの
熱いヤツです(笑)

持ち込まれた 理由は こうだ
走行中に 突然
何者かに? 後ろから 引っ張られるような感じで
シフトダウンして? 進まなくなる事が 有るらしい
それに アイドル時の エンジン回転が 急に上昇したりもする らしいが
通常の考え方では 互いの 関連性は薄い ようにも思えるのだが?
現時点で オイラには さっぱり 解らね~
一癖も 二癖もある 不可解な症状です

ただ お客さんの 話からでは
オーバードライブの ランプが点滅するように なった頃から
色んな症状が 入れ替わり立ち代り 出始めるようになったらしい ので
ダイアグを 読み取れば ・・・・との 軽い気持ちで?
とりあえず お車を預かることにしたが
まさか 長期戦になるとは ・・・・・

お車を預かり
早速 テストドライブを 繰り返し行ってみたが
お客さんの言う 「引っ張られる感じ」 の現象は 体感できないままである
それほど 違和感なく 運転は行えたが
オーバードライブのランプは
走行途中に 「点滅する」 ことだけ分かった
こんな 難解な症状にも 関わらず
お客さんは 追加の作業依頼を されたので
そこから 先に片付けて 行きましょうか!

まずは 下回りの 防錆塗装を
難なく 終えて


上乗せ注文の 「パート2」 である
ブレーキの リフレッシュです

まずは キャリパーを 取り外して

ブレーキマスターシリンダー もです

組み上げた ブレーキマスター を
元の位置に 取り付けて

キャリパー に 作業を移します
ピストンの固着は 無かったものの
グリスは 「サビ」 混じりで
このまま放置していれば
厄介なことに 成っていたかも しれませんね
そう言った意味では
今回の オーバーホールは 良いタイミングかもです

キャリパーに塗られていた 古い塗膜を
出来るだけ キレイに剥がしてやり

4輪分すべての キャリパーを 仕上げるのに
大変な 労力を費やし
メチャメチャ 疲れましたよ

そして
再び 「レッド」 で ペイント


なかなか エエ感じで 仕上がりました

ディスクローターは
荒れた表面が 均一になるように
研磨加工で 仕上げて

準備が整った ところで
さあ、 組み上げに 入ります

ブレーキホースの交換は モチロンですが
まだ残量のあった パッドは 再使用を避けて
新品を 組み付けます

フロント側を 組み付けて

リヤも 取り付ければ
完成です

最後に タイヤを 被せてみると
ホイールの隙間が 大きくて
キャリパーも そこそこ 見えてる(笑)

と
どちらでも良さげな 追加整備を 先にやっちまったが
不可解な あの症状が 治らなかったら
『どう しょ? この まま 返そかな?』
今のうちに マシな言い訳でも 考えとこ (笑)

ふと メーターを見ると
入庫時に ほぼ満タンであった ガソリンも
示す針は 中央付近にまで 差し掛かってきた
やっべぇ~
この調子じゃ ガス欠してしまう (笑)

診断当初に 調べ上げていた ダイアグコードは 『42番』
『車速センサー系統』 が ダメ らしい
仮に そうだとすれば 走行を始めて 間もなくに
「オーバードライブ ランプ」 が チカチカと 点滅しても不思議でないのに?
何度も 何度も しつこく繰り返しの
テストを行ってみたが
5~10分程度の走行では ランプは点滅しない
点滅するタイミングは 決まって30分程度経過? した位である
これが 実に不可解であったのだ

もちろん メーターへ繋がっている
信号線 も 調べみたが

「30分 程度経過後に ランプが点滅」 するのが 謎で いっぱい
原因追求の作業を 後回しにする 気持ちも 分かるでしょ(笑)

色々と調べてみて

いよいよ 結論を出す時が きました

迷いに 迷って
「ブラック ボックス」 を 交換します
「おいおい 車速センサー じゃないのかよ」
と お思いの方もいる? かも知れませんが
私なりの 最終判断は これで 下しました

なぜ 不思議な症状が 起こるのかを
論理的に 説明は 出来ないが
それは 当時に開発した メーカーの方 のみぞ知るところ?

幸いにして 最後の 「一個」 を手に入れ
早速 組み付けて
テストドライブに 出掛けてみたところ
不可解な 症状も現れず 「オーバードライブ ランプ」 の点滅も しなくなり
アイドル回転は 一定に 保ち続けて
どうやら 完治 したみたいです

早速、お客さんに
出来上がりの 連絡を入れまして 無事に 納車となりました
結構、 ヤバかった!
もう少しで 「ガス欠」 に なるところだった (笑)
車検・修理の お申し込みは こちらまで!!
東大阪 《車の車検・トラックの修理》
06-6781-2250
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一癖も 二癖もある? 修理入庫が 多かったが
昨年末あたりから 少々 風向きが 変わってきたのか?
「車検を お願いしたいんで!」
ウチの工場としては 聞き慣れない? 依頼が多くなってきたと
たいへん有り難く 思っているところだが
ヘビーな修理依頼も 依然として多いのである
そんな中
一台のマシーンが 「車検の依頼」 で やってきました

平成の初頭に 生まれた 日産 セドリック (Y32)であります
飽きがこない クラシカル ボディは
25年以上経った 今でも それほど古さを 感じませんね
このセドリック ウチでは 初めての 「車検受け」
お客さんが 要望する整備メニューは
まずは エンジンオイルや 冷却水の入替え など
基本中の基本である 「油脂関係の交換を!」
それと この機会に 「ブレーキも フルで やってね!」
以前のブログに 掲載されてたのと 「同じように!」

それでは やってみましょうか
油脂交換は サクサク と済ませて
ブレーキに 作業を 移します

まずは フロント側のキャリパーを 取り外して

お次は リヤのキャリパーです

四半世紀も 経過しているが
お車の保存状態が 良かったのでしょうか
幸い スライドピンには 酷いサビも 見受けられない

パーキングに使用する ライニングも
これまた状態が良く マダマダ使用出来そうです
足踏みタイプの パーキングブレーキは
ついつい解除を忘れて 走行をしてしまうので
オイラみたいな ズボラな方は 注意が必要です(笑)

そして 最後は ブレーキマスターを取り外し
こちらも オーバーホールを 行います

ブレーキは ペダルを踏むたびに
複数ある装置が 油圧の伝達作用を起こし
結果として 「止まる」 に繋がります
ブレーキに 不満・不安 を感じる場合や
長年使用したお車に 乗る場合の
ブレーキメンテは トータルで リフレッシュさせるのが 一番だと思います

リフレッシュさせた ブレーキマスター

組み付けを 済ませば
ブレーキマスターは 完成です

それでは
ブレーキキャリパーを やっつけましょうか
長年に渡り 使用されてた ピストンを さっそく抜いてみる
酷い状態では 無いものの
サビによる侵食の手が スグソコまで 忍び寄ってきている

分解した キャリパーを 入念に洗浄後
見た目を意識して? お化粧を 施しやり
このあと シールを 組み付けていきます

ピストンは 腐食による虫食いなどは 見受けられなかったので
今回は 再使用して 組み付けます

シールキットを 組み付けて
ピストンの 動きを確認すれば 出来上がりです

オーバーホールを済ませた キャリパー
それに 新品のローターや ブレーキバッド
おまけに ホースまで 準備して

それでは フロント側から です

お次は リヤ側です

無事に 組み付けが終了
リフレッシュさせた ブレーキを
マジマジと 眺めてみると
実に 気持ちが エエもんだす

最後に ブレーキの オイルラインに
マシーンを使って 圧送でエア抜きを しますが
通常の方法では
エアが 残ってしまうので 注意が必要です

完成した ブレーキに

タイヤを 取り付ければ
せっかく キレイに化粧を施した キャリパーが
ホイール表面の ピンポン球 ほどの穴から
僅かに 見えるだけ (笑)

更に ホイールキャッブを 被せれば
まったく 見えね~ (笑)

お次の 車両は
トヨタ スプリンターマリノ (AE101)
レビン・トレノにも 搭載された 5バルブエンジンの
熱いヤツです(笑)

持ち込まれた 理由は こうだ
走行中に 突然
何者かに? 後ろから 引っ張られるような感じで
シフトダウンして? 進まなくなる事が 有るらしい
それに アイドル時の エンジン回転が 急に上昇したりもする らしいが
通常の考え方では 互いの 関連性は薄い ようにも思えるのだが?
現時点で オイラには さっぱり 解らね~
一癖も 二癖もある 不可解な症状です

ただ お客さんの 話からでは
オーバードライブの ランプが点滅するように なった頃から
色んな症状が 入れ替わり立ち代り 出始めるようになったらしい ので
ダイアグを 読み取れば ・・・・との 軽い気持ちで?
とりあえず お車を預かることにしたが
まさか 長期戦になるとは ・・・・・

お車を預かり
早速 テストドライブを 繰り返し行ってみたが
お客さんの言う 「引っ張られる感じ」 の現象は 体感できないままである
それほど 違和感なく 運転は行えたが
オーバードライブのランプは
走行途中に 「点滅する」 ことだけ分かった
こんな 難解な症状にも 関わらず
お客さんは 追加の作業依頼を されたので
そこから 先に片付けて 行きましょうか!

まずは 下回りの 防錆塗装を
難なく 終えて


上乗せ注文の 「パート2」 である
ブレーキの リフレッシュです

まずは キャリパーを 取り外して

ブレーキマスターシリンダー もです

組み上げた ブレーキマスター を
元の位置に 取り付けて

キャリパー に 作業を移します
ピストンの固着は 無かったものの
グリスは 「サビ」 混じりで
このまま放置していれば
厄介なことに 成っていたかも しれませんね
そう言った意味では
今回の オーバーホールは 良いタイミングかもです

キャリパーに塗られていた 古い塗膜を
出来るだけ キレイに剥がしてやり

4輪分すべての キャリパーを 仕上げるのに
大変な 労力を費やし
メチャメチャ 疲れましたよ

そして
再び 「レッド」 で ペイント


なかなか エエ感じで 仕上がりました

ディスクローターは
荒れた表面が 均一になるように
研磨加工で 仕上げて

準備が整った ところで
さあ、 組み上げに 入ります

ブレーキホースの交換は モチロンですが
まだ残量のあった パッドは 再使用を避けて
新品を 組み付けます

フロント側を 組み付けて

リヤも 取り付ければ
完成です

最後に タイヤを 被せてみると
ホイールの隙間が 大きくて
キャリパーも そこそこ 見えてる(笑)

と
どちらでも良さげな 追加整備を 先にやっちまったが
不可解な あの症状が 治らなかったら
『どう しょ? この まま 返そかな?』
今のうちに マシな言い訳でも 考えとこ (笑)

ふと メーターを見ると
入庫時に ほぼ満タンであった ガソリンも
示す針は 中央付近にまで 差し掛かってきた
やっべぇ~
この調子じゃ ガス欠してしまう (笑)

診断当初に 調べ上げていた ダイアグコードは 『42番』
『車速センサー系統』 が ダメ らしい
仮に そうだとすれば 走行を始めて 間もなくに
「オーバードライブ ランプ」 が チカチカと 点滅しても不思議でないのに?
何度も 何度も しつこく繰り返しの
テストを行ってみたが
5~10分程度の走行では ランプは点滅しない
点滅するタイミングは 決まって30分程度経過? した位である
これが 実に不可解であったのだ

もちろん メーターへ繋がっている
信号線 も 調べみたが

「30分 程度経過後に ランプが点滅」 するのが 謎で いっぱい
原因追求の作業を 後回しにする 気持ちも 分かるでしょ(笑)

色々と調べてみて

いよいよ 結論を出す時が きました

迷いに 迷って
「ブラック ボックス」 を 交換します
「おいおい 車速センサー じゃないのかよ」
と お思いの方もいる? かも知れませんが
私なりの 最終判断は これで 下しました

なぜ 不思議な症状が 起こるのかを
論理的に 説明は 出来ないが
それは 当時に開発した メーカーの方 のみぞ知るところ?

幸いにして 最後の 「一個」 を手に入れ
早速 組み付けて
テストドライブに 出掛けてみたところ
不可解な 症状も現れず 「オーバードライブ ランプ」 の点滅も しなくなり
アイドル回転は 一定に 保ち続けて
どうやら 完治 したみたいです

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