車検でリフレッシュ!今後の存続を左右する?①【いすゞビッグホーン修理】東大阪 《車の車検・トラックの修理》
2016-06-29 (水) 18:18
当たり前ですが お車を 所有している限り
1年 または 2年ごとに 漏れなく 「車検」 がやってきます
そんな車検が 「メンテのタイミング」 にしておられる方も 多いことでしょう
ただ 「安さを求めて」 や 「安全の為に」 など
車への 向き合い方は 人それぞれで
「故障したら 買い替えたら エエやん!」 という方から
「長く乗り続けたい!」 と言う方まで 様々です
そんな中 1台のマシーンが 車検で入庫してきました
その名も いすゞ ビッグホーン (UBS73GW) です

いすゞ自動車が 乗用車の販売部門を 撤退させてから
すでに 10年以上も 経過しますが
ビッグホーンは 現在も多くの車両が 全国に存在しており
未だ根強い人気を 誇っております車両です

現在の走行距離は 23万キロを 超えておりまして
「長く乗りたい!」 なら
ここらで 大幅な 「手の要れ時?」 かも知れません
と オイラが助言する前に
お客さんが 「要望する 作業」 を記した お手紙を 差し出してきた
見ると
どエラく 濃厚な? 内容に
『こんなに ヤルの?』 と思わず ひいてしまう (笑)

と言うことで
早速、必要であろう部品を 用意して 並べてみた (笑)
この他にも 「未発注部品」 や 「追加部品」 もあるだろうし
恐ろしいほどの 作業内容でしょ (笑)
この お客さんは 以前にも 別のお車で お越しいただきまして
その時の部品も 「ダンボール 山積み」 だったような ・・・・・ (笑)

それでは 「車検整備?」 の開始です
まず、 リフトアップ して
泥汚れ や 油汚れ を
スチーム で洗い流してやります

スチーム洗車を 終えたところで
下回りを 確認してみたいと 思います
今回の 作業では
「リフレッシュさせたい!」 もあるが
「サビの 問題解決!」 が お客さんの 大きなテーマらしい

下回り見ると 早速 バンプラバーが 朽ちて? モゲた? を確認
そして フレームには 浮いたザビが
アチコチに 広がり 気になるのも よく分かる

所どころ フレームに 発生した浮いたサビも そうだが
大きな 悩みどころは
フレームに 沿った 「パイプの 腐食」 だ

お客さんの話では
ブレーキ配管と 燃料配管が 複雑に交じり合う辺りから
「漏れてくる!」 らしい
対応策として パテ埋めをしてやり 更に サビ止め塗料を塗りたくって
その場をやり過ごした ようだが
何処からともなく 滲んでくるみたい?
このままの様子では
車検には 合格しそうにもないし 危なくて乗ってられねぇ~ (°_°)

そんなパイプを 見て検討するも
部分的に 修理するには
道具は モチロンのこと 手さえ満足に 突っ込めない箇所である
『さて どうしたらエエのかな?』

まだ 時間の猶予も あることだし
パイプについては 後回しにして
他の作業から 始めることにした

ということで 足回りから 手をつけてみましょう
今回は ブレーキや ハブ、 それにベアリング
ブーツやブッシュに至るまで 「足のオールリフレッシュ」 が お客さんの要望です

右フロントの ベアリングを 抜き取り
ハブ&ローターを 取り外して

お次は 左側です

毎度の事ですが
ロックワッシャーの ロック ビスが
カチコチに 締め付けられてたので

「頭」 にショックを 与えてみたところ
『ヤッ べぇ~~~』 (;д;)
「+」 を潰してしまった

小さなビスだけに リカバリーも より一層に大変だ
まさか こんな所で つまずくとは 思いもよらなかった

あの手 この手で ビスの取り外しに 成功 (#^.^#)
「苦労を させやがって!」 とゴミ箱へ ポイ (*`へ´*)

お次は
リヤのブレーキ周りを 分解です

キャリパーの取り外しから 始め
難なく サイドドラムディスクを 抜き取ります

そして スラハンを 使用して
リヤシャフトを 引き抜き

コチラに 圧入された ベアリングを 交換するのですが
少し奥まったところに ベアリングが 存在しているので
これは 実に厄介だ

まずは 試しにサンダーで
リテーナーの先端部分を 削ってみたが
肝心な所までは 刃先が届かない為に
こんな状態で いくらあがいても とうてい抜けそうそうもない

どうやら それなりの 「SST」 が 必要だと 分かったところで
早速、材料集めから 始める
厚みが有り 適度な大きさの 「鉄板」 を
工場のデッドストックの中から 探してみたももの
どれをとっても 「帯に短し 襷に長し」 と使えるモノは 無かった
そんな時は決まって プロ御用達?のお店へと 出向く
品揃えは 豊富だが 候補に挙げられるモノは ごく僅かだ
無駄足だけは 避けたいところなので
吟味に吟味を 重ねて 「使える? 鉄板」 を入手した

本来の 利用目的は
この様に 使うのでしょうが ・・・・ (笑)

そんな鉄板に
リヤホーシングの 口径を カタどり

使用する工具は
「切って 良し」 「炙って 良し」 の 頼れるヤツです (笑)


穴あけを施した 鉄板に
トラックの 補修用マフラーパイプと 汎用フランジを
溶接加工で 組み合わせて
「ベアリングの 抜き取りサポート?」 が完成 \(^o^)/

作成した この道具を
早速 リヤシャフトに 取り付けて
プレス台に載せて セットした

リヤシャフトの先端に
油圧を 「グイグイ」 惜しげもなく?掛けて見たところ
過度な圧力に 耐え切れず?
厚みが 10ミリ以上もある フランジが 湾曲し始めてきた (T_T)

仕方なく フランジを二重にして

再び プレスへ セット
例のごとく 「グイ グイ」 圧力を掛けてみるも
一向にに 抜ける気配が しない
どちらかと 言えば
作成した SSTの節々が 「ミシ ミシ」 と悲鳴を上げ始める
このまま 続行すれば リヤシャフトへの 影響も考えられるので
一旦 中止することにした

そこで 改めて 「教科書」 を見てみると
抜くには 『これを 使いなさい!』 と 本物の?SSTの 存在を発見
『こんなの 有ったのかよぉ~~』 (゚∀゚)
とは言っても いすゞ専用工具とあって 結構な お値段がする (´・_・`)
少しばかり躊躇はしたが 抜けない事には 始まらないので
思い切って その 「SST」 なる工具を注文して
いざ トライ です

独特な 形状に合せた 下に敷くタイプの 「SST」
専用工具だけあって ピッタリと おさまり
「座り」 もしっかりしていて これなら 「期待が もてる?」
シャフトのセットを 済ませた ところで
「グイ グイ」 と 油圧を掛けながら ひたすら 抜け落ちるのを
待つばかり ・・・・・?
圧力を 掛けても 掛けても 掛けても・・・・・・・・ ?
ふと SSTを覗き込んで見ると 『曲がってきた!』 (T_T)
『抜けへんやんけ! アホ~~』
期待した 「SST」 も 名ばかりで
僅か 数十秒の お役目で 終わってしまい
今思えば 高い買いモンだった (°_°)

リテーナーや ベアリングが
奥まった所に 入り込んでいる為に リスクが大きく
出来ることなら やりたくなかったが
最後は 「これ!」 しかないのだ

慎重に しかも 大胆にと 「火入れ」 を行う
これが 結構大変でして
画像だけでは 伝わない事が 実にくやしい

兎にも角にも ベアリングが 抜き取れまして
ここまで くれば 一安心
荒れたケースの修正を施し
ベアリングの挿入に 準備を整えます

新品の ベアリングや リテーナーを
プレス台に セットして 圧入していきます

ここまでの 道のりは 長く
何度 頭をひねったことか

リヤシャフトのベアリングを 組みあがった事に
達成感はあるが
ビッグホーンの 修理は 始まったばかりだ
この先の修理を 考えると すこし気が重い (´・_・`)
次回につづく ・・・・・・
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そんな車検が 「メンテのタイミング」 にしておられる方も 多いことでしょう
ただ 「安さを求めて」 や 「安全の為に」 など
車への 向き合い方は 人それぞれで
「故障したら 買い替えたら エエやん!」 という方から
「長く乗り続けたい!」 と言う方まで 様々です
そんな中 1台のマシーンが 車検で入庫してきました
その名も いすゞ ビッグホーン (UBS73GW) です

いすゞ自動車が 乗用車の販売部門を 撤退させてから
すでに 10年以上も 経過しますが
ビッグホーンは 現在も多くの車両が 全国に存在しており
未だ根強い人気を 誇っております車両です

現在の走行距離は 23万キロを 超えておりまして
「長く乗りたい!」 なら
ここらで 大幅な 「手の要れ時?」 かも知れません
と オイラが助言する前に
お客さんが 「要望する 作業」 を記した お手紙を 差し出してきた
見ると
どエラく 濃厚な? 内容に
『こんなに ヤルの?』 と思わず ひいてしまう (笑)

と言うことで
早速、必要であろう部品を 用意して 並べてみた (笑)
この他にも 「未発注部品」 や 「追加部品」 もあるだろうし
恐ろしいほどの 作業内容でしょ (笑)
この お客さんは 以前にも 別のお車で お越しいただきまして
その時の部品も 「ダンボール 山積み」 だったような ・・・・・ (笑)

それでは 「車検整備?」 の開始です
まず、 リフトアップ して
泥汚れ や 油汚れ を
スチーム で洗い流してやります

スチーム洗車を 終えたところで
下回りを 確認してみたいと 思います
今回の 作業では
「リフレッシュさせたい!」 もあるが
「サビの 問題解決!」 が お客さんの 大きなテーマらしい

下回り見ると 早速 バンプラバーが 朽ちて? モゲた? を確認
そして フレームには 浮いたザビが
アチコチに 広がり 気になるのも よく分かる

所どころ フレームに 発生した浮いたサビも そうだが
大きな 悩みどころは
フレームに 沿った 「パイプの 腐食」 だ

お客さんの話では
ブレーキ配管と 燃料配管が 複雑に交じり合う辺りから
「漏れてくる!」 らしい
対応策として パテ埋めをしてやり 更に サビ止め塗料を塗りたくって
その場をやり過ごした ようだが
何処からともなく 滲んでくるみたい?
このままの様子では
車検には 合格しそうにもないし 危なくて乗ってられねぇ~ (°_°)

そんなパイプを 見て検討するも
部分的に 修理するには
道具は モチロンのこと 手さえ満足に 突っ込めない箇所である
『さて どうしたらエエのかな?』

まだ 時間の猶予も あることだし
パイプについては 後回しにして
他の作業から 始めることにした

ということで 足回りから 手をつけてみましょう
今回は ブレーキや ハブ、 それにベアリング
ブーツやブッシュに至るまで 「足のオールリフレッシュ」 が お客さんの要望です

右フロントの ベアリングを 抜き取り
ハブ&ローターを 取り外して

お次は 左側です

毎度の事ですが
ロックワッシャーの ロック ビスが
カチコチに 締め付けられてたので

「頭」 にショックを 与えてみたところ
『ヤッ べぇ~~~』 (;д;)
「+」 を潰してしまった

小さなビスだけに リカバリーも より一層に大変だ
まさか こんな所で つまずくとは 思いもよらなかった

あの手 この手で ビスの取り外しに 成功 (#^.^#)
「苦労を させやがって!」 とゴミ箱へ ポイ (*`へ´*)

お次は
リヤのブレーキ周りを 分解です

キャリパーの取り外しから 始め
難なく サイドドラムディスクを 抜き取ります

そして スラハンを 使用して
リヤシャフトを 引き抜き

コチラに 圧入された ベアリングを 交換するのですが
少し奥まったところに ベアリングが 存在しているので
これは 実に厄介だ

まずは 試しにサンダーで
リテーナーの先端部分を 削ってみたが
肝心な所までは 刃先が届かない為に
こんな状態で いくらあがいても とうてい抜けそうそうもない

どうやら それなりの 「SST」 が 必要だと 分かったところで
早速、材料集めから 始める
厚みが有り 適度な大きさの 「鉄板」 を
工場のデッドストックの中から 探してみたももの
どれをとっても 「帯に短し 襷に長し」 と使えるモノは 無かった
そんな時は決まって プロ御用達?のお店へと 出向く
品揃えは 豊富だが 候補に挙げられるモノは ごく僅かだ
無駄足だけは 避けたいところなので
吟味に吟味を 重ねて 「使える? 鉄板」 を入手した

本来の 利用目的は
この様に 使うのでしょうが ・・・・ (笑)

そんな鉄板に
リヤホーシングの 口径を カタどり

使用する工具は
「切って 良し」 「炙って 良し」 の 頼れるヤツです (笑)


穴あけを施した 鉄板に
トラックの 補修用マフラーパイプと 汎用フランジを
溶接加工で 組み合わせて
「ベアリングの 抜き取りサポート?」 が完成 \(^o^)/

作成した この道具を
早速 リヤシャフトに 取り付けて
プレス台に載せて セットした

リヤシャフトの先端に
油圧を 「グイグイ」 惜しげもなく?掛けて見たところ
過度な圧力に 耐え切れず?
厚みが 10ミリ以上もある フランジが 湾曲し始めてきた (T_T)

仕方なく フランジを二重にして

再び プレスへ セット
例のごとく 「グイ グイ」 圧力を掛けてみるも
一向にに 抜ける気配が しない
どちらかと 言えば
作成した SSTの節々が 「ミシ ミシ」 と悲鳴を上げ始める
このまま 続行すれば リヤシャフトへの 影響も考えられるので
一旦 中止することにした

そこで 改めて 「教科書」 を見てみると
抜くには 『これを 使いなさい!』 と 本物の?SSTの 存在を発見
『こんなの 有ったのかよぉ~~』 (゚∀゚)
とは言っても いすゞ専用工具とあって 結構な お値段がする (´・_・`)
少しばかり躊躇はしたが 抜けない事には 始まらないので
思い切って その 「SST」 なる工具を注文して
いざ トライ です

独特な 形状に合せた 下に敷くタイプの 「SST」
専用工具だけあって ピッタリと おさまり
「座り」 もしっかりしていて これなら 「期待が もてる?」
シャフトのセットを 済ませた ところで
「グイ グイ」 と 油圧を掛けながら ひたすら 抜け落ちるのを
待つばかり ・・・・・?
圧力を 掛けても 掛けても 掛けても・・・・・・・・ ?
ふと SSTを覗き込んで見ると 『曲がってきた!』 (T_T)
『抜けへんやんけ! アホ~~』
期待した 「SST」 も 名ばかりで
僅か 数十秒の お役目で 終わってしまい
今思えば 高い買いモンだった (°_°)

リテーナーや ベアリングが
奥まった所に 入り込んでいる為に リスクが大きく
出来ることなら やりたくなかったが
最後は 「これ!」 しかないのだ

慎重に しかも 大胆にと 「火入れ」 を行う
これが 結構大変でして
画像だけでは 伝わない事が 実にくやしい

兎にも角にも ベアリングが 抜き取れまして
ここまで くれば 一安心
荒れたケースの修正を施し
ベアリングの挿入に 準備を整えます

新品の ベアリングや リテーナーを
プレス台に セットして 圧入していきます

ここまでの 道のりは 長く
何度 頭をひねったことか

リヤシャフトのベアリングを 組みあがった事に
達成感はあるが
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この先の修理を 考えると すこし気が重い (´・_・`)
次回につづく ・・・・・・
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