デュトロトラックの車検で・・・【エンジン掛かりません!?】 東大阪 《車の車検・トラックの修理》
車検の為
朝一番に お客さんの 所に伺って 引取りをします
日野 デュトロトラック車両です
車両のカギを 預かり エンジンを 掛けてみると
セルモーターは 「キュン キュン キュン~~」 と 勢い良く回るが
いっこうに エンジンが 掛かってくれません 。
偶然とは言え あまりにも 「ビックリなトラブル」 です
お客さんに尋ねると
「日頃は あんまり乗らないので 一週間に 2~3度は エンジンを掛けるようにしてて
今日の 引取の前にも エンジンを掛けてみたけど 掛かっていたけど・・・・」
「んっ?」 「先っきまで 掛かってた?」 である
何回もエンジン始動を試みるが 初爆らしきものもが無く 全く掛かる 「気配?」 がしません。
五感で その「気配?」 を感じとると 恐らく 「燃料がきてない?」と感じつつも
確かめるための 工具がないので いろいろ思案している時
ふと、 「メーターパネル」を 見ると
キーを 「ON」にした時に
本来 点くはずの エンジンチェックランプ が
「消えてる~?」
車検引取に 来ただけなので
専門工具は勿論のこと ドライバーさえも 持っていないので
これ以上は 探りようが ないし
乗用車 程度の車なら 工場まで牽引して それからの 作業も考えられましたが
車が車だけに そんな事も 出来そうにないので しばしの 「熟考」です。
それで 「工具」と「心」 の 準備を整える為 ひとまず 工場へ引き返すことに決定!
車検引取が 一転 「出張 エンジン始動不良修理」の様相です
出張作業なので 100%とまでは いかないですが
それなりの 準備をして点検です
まずは テスターで チェックをしてみますと
出てくる内容は 「通信エラー?」 「コンピューターにアクセスできない!?」
一瞬にして頭をよぎる言葉が 「エンジンコンピューターが 逝かれてるぅ~?」 です
これは 「ヤバッ!!」と少々焦ります
こう言う時は いつも自分に 言い聞かせます
「ちょっと 落ち着け!」 「事の始めから 順を追って考えなおせ!!」って
思いを巡らせ いろいろ捜索していると
このモデル年式の車両に テスターが対応していない事が判明!!
「なーんやー それッ!」
何となく コンピューターは 悪くないような気がしてきたので 少し安心しました
と言う事で
一旦 コンピューターは 正常と仮定して
「アナログ式?」で追求していきますので
エンジンコントロールの 「配線図」 と にらめっこ です
車種によって それぞれ制御システムが 違うので
まずは この車の 電気の流れを 確認して
攻めどころ 絞っていきます。
と言うことで
基本的な 電源の確認をしていきます
ここには 電気がきている あそこには 電気がきている
と 「ブツブツ」いいながら 作業をして
ここは 「OK」です
「配線図」により
次に 怪しい所を 探ります
カバーを外して
リンクヒューズや リレーの配置を 確認して
エンジンコントロールに 不可欠なリレーを取り外してみます
外したリレーを確認してみると
電気の接点箇所に 良く発生して
電気の流れを 遮断する 「ろくしょう!」 が 山盛り出来ており
とても 怪しさ 満点です
そして 別のリレーも外してみると
これも 同じように 「ろくしょう」に やられています
そんでもって 単体の点検してみると
噴射ポンプを制御する リレーが 「パンク」 しており
一先ず 原因がつかめて一安心。
昔にくらべて、今の車は 各パーツの品質が向上して
トラブルが 少なくなってきたと言われますが
一旦 不具合が発生しますと
「安全」 「快適」 「その他」 の目的で いろんな装置や装備が
多種多様に 取付けられているので
不具合原因を突き止めるまでに 半日、一日は よくあることで
時には 2、3日 かかる事もあり 多くの時間が必要になってきています。
特に 出先でのトラブルによる 出張作業は、リフトや工具などの面からみても
工場の設備環境に比べ 著しく劣るので 本来掛かるであろう時間の数倍は かるく費やすものです
しかしながら
不具合箇所や部品は いたって 「何やー しょうもなー」と言うことが 多いのも事実です。
話はそれましたが
日も陰りだしてきたので
なんとか、今日のうちに 車検引取を済ませる思いで 自ら部品調達に 車を走らせ
現場に戻ってくる頃には ほぼ夕方なので 急ぎます
調達をした 新品のリレーと 比較すると こんな感じです
今後の 「ろくしょう」 を防ぐために
グリスを端子に 塗付けてやり リレーをはめ込んでやります
もちろん 他のリレーも 「ろくしょう」 に犯されているので
後のトラブル回避の為、 問答無用で交換しておきます。
リレーの交換も終わり 車両の チェックをします
キースイッチを 「ON」 に してみますと
消えていた エンジンチェックランプが みごと点灯し
セルを回すと 今まで何事もなかった様に すんなりエンジンが掛かり、
車両引取時の よもやの トラブルを解決できて
無事、工場へ到着して 車検引取の 「長~~い 一日?」 が終わりです
車検整備は 一日遅れの 翌日から やりますので・・・・
次回につづく
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