白煙修理は旧車の宿命!?【トヨタ ソアラ白煙修理】 東大阪 《車の車検・トラックの修理》

ここ最近は 20~30年経過した 「プチ旧車?」 の修理依頼が 多く



ハードな作業から ハードな作業まで ありまして(笑)



日々 新たな体験や 発見ばかりです



そんな中 



またもや 懐かしい 一台のマシーンが やってきました



その名も  トヨタ ソアラ (GZ20) です


お客さんの 話では


  「最近 このソアラを 手に入れた!」  みたいだが


以前に 所有していた車も


 同じ 「 ソアラ 」  らしい (笑)


トヨタ ソアラ白煙修理


ソアラは バブリーな  80年代を象徴する 代表的な一台



2ドアでありながら  最新装備が満載で



オイラを含めて 当時の若者には 「憧れ」 の車では ありましたが



高級車の為に  若者には到底 「手が出せない!」 そんな存在でしたので   



街で ソアラに乗った 若者を見掛たりすると   



「ボンボン だな」 と  うらやましかった (笑)


トヨタ ソアラ白煙修理


そんな 当時の高級車も  約30年も経てば  話が変わってくる



メカである 故に  「ほころび」 が 出てくるモンです 



お客さんからは

「たびたび 白煙が出る ので どうにかしたい」  と言うのです



走行距離は  12万キロ程度で



その距離だけを 取り上げれば  そう問題視する程でもないが



年数や 途中のメンテも 絡んでくるので



中古車選びは  難しいです


トヨタ ソアラ白煙修理


テスト走行などを 重ねながら  感じ得た情報を元に



お客さんと おおまかな修理方針について協議し



では、 修理の開始です


トヨタ ソアラ白煙修理


冷却水を  抜き取り



ラジエター アッパーホースを 取り外してみると



クーラントの 染み出しが 起こっていた



旧車には  良くあることで 驚きはしないが



部品が揃うなら  ぜひホースを交換したいところでも  あります


トヨタ ソアラ白煙修理


お次に



ラジエターを  引っ張り出して


トヨタ ソアラ白煙修理


エンジンの フロント周りが スッキリとして



バラしやすく  なりました


トヨタ ソアラ白煙修理


ファンベルト や クーラーベルトを



外していき


トヨタ ソアラ白煙修理


吸気系のパイプも  外します 


トヨタ ソアラ白煙修理


ピストンの位置を トップにもっていき



タイミングベルトを  外します


トヨタ ソアラ白煙修理


この先の事を 思うと マダマダですが



一区切りのところまで  来ました



旧車に有りガチな  オイルや水の 滲みもなく



余計な部品の心配が 少なくて済みますので



その点だけでも  随分と助かります


トヨタ ソアラ白煙修理


トヨタの名機である 「1G」  エンジン



主だったところでは 



クラウン や マークⅡ それに セリカXX  などに搭載されておりまして



同じ 「1G」 でも  おのおの 異なる味付けを 施して



数多くの バリエーションが  あります



このソアラ  「1G」 は パワフルさを求めた 「ツインターボ仕様」 



整備を 行う立場からすれば  部品点数が増え  



尚且つ 手を突っ込める スペースが少なくなる 
 

トヨタ ソアラ白煙修理


ノンターボ仕様なら  



エキマニを シリンダーヘッドに くっ付けたまま 



降ろせる?と 思うのだが


トヨタ ソアラ白煙修理


こちらに繋がっている 水ホースのお陰で



ターボ車は  エキマニ系統を  



全て 取り外してからに なりそうだ


トヨタ ソアラ白煙修理


幸いにして エキマニの取付ナットも



泣かされる事なく  進めまして


トヨタ ソアラ白煙修理


バイパス パイプを 無事に取り外せました



トヨタ ソアラ白煙修理


お次は  インマニ系統に  作業を移します



そこそこの旧車は  ハーネス取り回しに  「難」  が付き物でして



これも 時間の掛かる要素の 一つです


トヨタ ソアラ白煙修理


配線処理を 終えて



サージタンクを  外します


トヨタ ソアラ白煙修理


付属部品が  取り外せましたので



いよいよ  エンジンに  手を付けてみましょうか


トヨタ ソアラ白煙修理


まずは  タペットカバーからです


トヨタ ソアラ白煙修理


外した  タペットカバーを  見てみると



こびり付いた スラッジが  多いように思える



トヨタ ソアラ白煙修理


一方 カムシャフトですが



こちらも  スラッジの 焼きつきが  ヒドくて



前オーナーの  オイル管理が 良くなかったかも知れない



旧車を維持するには  マメなオイル交換が 「キモ」 ですので



心当たりのある方は  注意をしましょう



トヨタ ソアラ白煙修理


お次に



カムシャフトを 取り外して


トヨタ ソアラ白煙修理


シリンダーヘッドを  降ろします



トヨタ ソアラ白煙修理


シリンダーヘッドを  横に傾けて



バルブ周辺に 目をやると



表面が 細かい粒状に焼き固められた カーボンも



幾分か 湿っぽい 様に映る



エンジンオイルが 燃やされていた 証かな


トヨタ ソアラ白煙修理


では、  シリンダーヘッドを 分解してみましょう



まずは  バルブコッターから 取り外しますが



あらゆる隙間に 溜まったスラッジが 行く手をさえぎり 



抜き取るのが 大変でしたよ



エンジンにとっては このスラッジの堆積が 



随所に渡り 目詰まりを  引き起こしたりしますので



普段のオイル管理が 大切です


トヨタ ソアラ白煙修理


まっ茶に変色した  スプリングを



取り外して


トヨタ ソアラ白煙修理


そして バルブを 抜き取りましたところ




ステム部分が オイルで テカテカに 輝いてるじゃないか




どうやら シリンダーへの オイル進入の大半は ここからのようだ 


トヨタ ソアラ白煙修理



シリンダーヘッドの  ポートを覗き込んでみると



その痕跡は  見て取れます




トヨタ ソアラ白煙修理

一方  バルブシールは



今まで無交換でしょうか?



リップ部の弾力が 失われていて  「カチ カチ」 になっていました



これでは  シリンダーへオイルが  流れ込んでしまいますよね


トヨタ ソアラ白煙修理


シリンダーヘッドを 分解せずに



バルブシールのみを 交換し



ポート周辺に 堆積したカーボンを  清掃して



組み付ける事も 可能では あるが



バラす事には 「意味が ある」  のを ご存知だろうか


トヨタ ソアラ白煙修理


バルブシールの 劣化によるオイル混入 だけに限らず



ターボ車に多い ブローバイ過多の要因でも



同じ事だが



ポートより オイルが 多く流れ込んだ場合



そのオイルは 完全に 燃焼しきれないので



結果として  粒子状の頑固な カーボンが発生して



ポート側壁や バルブに 付着してしまいます



仮に シリンダーヘッドを バラさずして 目にみえる範囲の カーボンを取り除いたとしても



完全燃焼に重要な バルブフェイスにまでは  手を付けられません



こちらの バルブも オイル混入に 犯されていた為なんでしょうね



バルブフェイスに  カーボンを挟み込み 表面が荒れていましたので



「バルブの すり合わせ」  が必要となります



ですので  「片落ち修理」 を 避ける為には  バラしが 一番です


トヨタ ソアラ白煙修理


それでは   シリンダーヘッドを  キレイに



洗浄していきましょう


トヨタ ソアラ白煙修理

ヘッド面に 張り付いた ガスケットを



丁寧に剥がしていき  その表面を 点検してみると



ガスケットによる傷が  深いように感じる



せっかく バラしたのですから  



研磨にて 表面を整えておきます


トヨタ ソアラ白煙修理


隅々に入り込んだ カーボンを ブラシで



落としていくのですが



毛先の 届かない箇所が 多く



仕上げるのに  とてつもなく時間が掛かります 


トヨタ ソアラ白煙修理


シリンダーヘッドの 次は



バルブに  手をいれます


トヨタ ソアラ白煙修理


頑固に こびり付いた カーボンを取り除き



更に 表面を仕上げて  ツルツルの ピカピカ です


トヨタ ソアラ白煙修理


面研磨を  施した シリンダーヘッドに



仕上げた バルブをセットして



「すり合わせ」 を 行えば


トヨタ ソアラ白煙修理


シリンダーヘッドのオーバーホールは  完成です



「パッ パッ」 と こなしてる様に 映りますが



ここまで 仕上げるには  大変で



「24バルブ」  を 恨みました (笑)


トヨタ ソアラ白煙修理


シリンダーヘッドを 載せる その前に



ブロックも 仕上げます


トヨタ ソアラ白煙修理


ブロック面に残った  ガスケットを剥がして



ピストンヘッド を  磨きます



あらかじめ 荒れたピストンに 洗浄剤を散布して



焼き付いた カーボンをふやかし  


トヨタ ソアラ白煙修理

その表面を 拭き取ってみると



「ジャリ  ジャリ」 したカーボンが



指先に まとわり付いてくる



これらが 排気されずに シリンダー内に残った



 「オイルの 燃えカス」  です



こんな カーボンが原因で シリンダー内壁に 「キズ」 を付けたりしますので



白煙放置で 使い続ける事は エンジンとって ダメージを 与えるばかりです



心当たりのある方は  注意が必要


トヨタ ソアラ白煙修理


カーボンが 体積して 黒ずんだピストンを



削ったり  擦ったりして  ようやく本来の輝きに 復元させたところで



新品ガスケットを セットして



お待ちかねの?  シリンダーヘッドの搭載です


トヨタ ソアラ白煙修理


仕上げた シリンダーヘッドを



規定トルクで  締め付けたら



トヨタ ソアラ白煙修理


カムシャフトを組み付けて



トヨタ ソアラ白煙修理


そして タペットカバーを載せれば



だいぶ エンジンらしく  なりました



トヨタ ソアラ白煙修理


その後 バルブタイミングを  慎重に合わせつつ



タイベルを 張り



クランクシャフトを  2回転ほど回して ズレの無いことを



確認すれば

トヨタ ソアラ白煙修理


インマニ や  エキマニ



それに フロントカバーを 組み付ければ



修理作業も いよいよ 終盤に差し掛かります



トヨタ ソアラ白煙修理


残す作業も あと僅か



クランクプーリーの取付ですが



トヨタ ソアラ白煙修理



長きに渡り 使用した為だろうか



お決まりの? サビつきが  気になるが



見なかった事にしよう (笑)


トヨタ ソアラ白煙修理


と 思いつつも



気になった (笑)


トヨタ ソアラ白煙修理



トヨタ ソアラ白煙修理


最後に  ラジエターを  組付けて


トヨタ ソアラ白煙修理


エンジンオイルを 補給し


トヨタ ソアラ白煙修理


クーラントを 注ぎ込み



エンジンを 始動させて



エア抜きを  施せば  完成です


トヨタ ソアラ白煙修理


始動時に  「モワ~~ん」  



と出ていた  気になる 白煙も治まり



これにて 完了です


トヨタ ソアラ白煙修理


随分と お待たせしましたが


早速、お客さんに 完成の報告をしまして


無事に 納車なりました



長々と ご覧いただきまして ありがとうございました

今年も ガンバリますので よろしくです


じゃぁ  またね (^-^)/


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